ブログ

食品衛生責任者講習を実際に受講してきました

食品衛生責任者手帳

食品衛生責任者とは?

スナック、ガールズバーやキャバクラを含む飲食店を開業しようとした場合、まず大前提として飲食店営業許可を得なければなりません。
飲食店営業許可を受けるには、営業する店舗がある場所を管轄する保健所に許可申請をして検査に合格をする必要があります。

そしてこの飲食店営業許可を申請するにあたり必要なのが「食品衛生責任者の設置」となります。
お店の衛生を自主的に管理するため、食品衛生責任者を設置することが義務付けられているのです。

食品衛生責任者になるためには

一般社団法人東京都食品衛生協会のホームページにはこのような記載があります。

食品衛生責任者について|一般社団法人東京都食品衛生協会

食品衛生責任者になるためには、次の資格を有する必要があります。

① 栄養士、調理師、製菓衛生師、食鳥処理衛生管理者、と畜場法に規定する衛生管理責任者若しくは作業衛生責任者、船舶料理士、食品衛生管理者(注1)の有資格者。

② 都道府県知事等が行う食品衛生責任者になるための講習会または都道府県知事等が適正と認める講習会の受講修了者。

上記、①②の資格をお持ちの方は食品衛生責任者になれます。それ以外の方は、養成講習会を受講して、資格を取得しなければなりません。一般社団法人東京都食品衛生協会(以下、東食協という。)では東京都知事の認定を受けて、養成講習会を実施しております。

つまり適正な資格を持っている方は新たに講習等を受ける必要もなく食品衛生責任者になれるけど、そうじゃない方は養成講習会を受講して資格を取得してくださいね!ということですね。

私は適正な資格を取得していないため養成講習会を受講してきました!
この養成講習会には「会場集合型」と「eラーニング型」の2種類があり、

「会場集合型」は会場を選んで指定の日時に会場で受講
「eラーニング型」は好きな時間に自宅で受講

といった感じです。

本来であれば自宅で好きな時間に受講する方が都合はいいのですが、会場の雰囲気も知りたかったので私は「会場集合型」で受講してきました。

会場集合型の受講申込方法(東京都の場合)

まずは自分が受講可能な日付と会場を選びましょう!

日程確認はこちらから

ここでびっくりしたのがとにかくガンガン満員になって枠が埋まっていくこと。
受講日をいつにしようかな、と日付と会場を確認して検討しますよね。
2~3日後に確認するともう枠が埋まっていたりします。

いずれにしろ申込書には第3希望までの日付と会場を記入しなければならないので枠の空きを確認したらすぐに申し込んでしまうのが得策かなと思います。

受講日程の候補を3つ選んだら申込書をダウンロード。
PDFファイルでダウンロードなので印刷する必要があります。

こちらのページに記入見本など丁寧に記載があるので迷うことはありませんよ!

申込書に記入が終わったら返信用の封筒に自分の住所を記入して切手を貼って一緒に郵送します。
つまり郵送しなければならないものは

  • 記入済の申込書
  • 返信用封筒(返信先住所記入済・切手貼付済)

の2点となります。

日付と会場が決定!

郵送後、しばらくすると受付票が返信用封筒に入って戻ってきます。
ここで自分が希望した日付のうち、どの日付で受講できるのかがわかります。

私は実際に受講しようと思い立ってから受講日まで2か月ぐらい間が空きました。
思ったよりも間が空いてると思いませんか?
もしお急ぎの場合は「eラーニング型」での受講の方がよいかもしれないですね。

私は申し込んですぐに受講できると思っていたので、実際に手続きをしてみてよかったです。
もしこれから受講予定のお客様がいらっしゃる場合はアドバイスができますし、これから飲食店を開業される予定の方は日程に余裕をもって受講されることをおすすめ致します。

いざ受講会場へ

会場に到着すると人の多さにびっくり。
私が受講した時は140名ほどいたようです。
老若男女という言葉がぴったりというぐらい年代も様々で色んな方がいらっしゃいました。

裸の大将のようなランニングシャツと短パン姿の方もいたりとか。
年代的にも60代?
普段は何をされている方なのでしょうね。

受付票には氏名等を記入する箇所があるのですが、会場に行く前に記入していった方がスムーズです。
会場で記入できないこともありませんが、受付時にけっこうな人数が並ぶのであまりおすすめできません。

受付時には受付票と一緒に受講料と本人確認書類(免許証など)を渡します。
領収書はあとで一斉に渡される感じでした。

ちなみに受付票を忘れてしまった場合は、申し出れば現地でももらえそうな感じではありましたが、忘れないようにしましょう。

講習は午前と午後に分かれており、お昼休憩は45分と少し短めです。
また15分休憩が1回ずつありました。

講習自体は先生にもよると思うのですがわりと面白く聞くことができました。
ただ講義自体はそれなりに長いので前日にしっかりと睡眠をとっていかないと眠くなります(笑)
あまりにひどいと退席を求められるようなので気をつけましょう。

講義終了→テスト→修了証(赤い手帳)交付

長かった講義が終了すると最後にテストがあります。
テストは本当に簡単なもので講義を聞いていれば満点を取れるような内容です。
私が受けた時は3択問題が5問でした。
ちなみに満点だった方は74%と最後に発表がありました。

ただこのテストで満点が取れなかったからといって修了証がもらえないというわけではないようなので気楽にテストに臨みましょう。

テストが終わると修了証(赤い手帳)が配られて終わりとなります。

一日がかりの講習ではありますが、受講さえすれば食品衛生責任者の資格が取れてしまうので気楽ではありますよね。
でも講習の内容は専門的で食の衛生にまつわることなので責任重大です。

この内容を受講しただけで資格が取れてしまっていいのかな、という気持ちが半分と飲食店という身近なものであるからこそ一日での講習で最低限の知識を持ってもらうための講習なんだろうなという気持ちが半分といったところです。

あなたが実際に受講されてどのように感じるかはわかりませんが、日程に余裕を持ってしっかりと睡眠を取ったうえで講習に臨んでいただければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

PAGE TOP